おっさんのつぶやき

遊びと表現、ストレス発散のための自由帳

ブログを書きたいんです…!

これまで、ブログを作っては消す、ということを繰り返してきた。おそらくこれが10個目ぐらいのブログになるだろうか。ブログ以前のweb日記、たしか「エンピツ」というサービスだったか。それは高校生の時に利用していた。web上に何かを書くという行為を初めてから、20年以上が経つことになる。

 

以前、かなりの労力を費やして運営していたブログがある。しかしそれも消してしまった。世の中に対する自分の意見や疑問を書いていて、あとは日記をちょろっと、という内容だった。今思えば、満たされていない自分をどうにかして穴埋めしようとしていたのかなぁ…とも。でもまあ、試行錯誤の一つとしては良かったと思う。

 

何かを書きたい、というぼんやりとした気持ちは、そのブログを消してからも自分の心の中にあった。でもなかなか本格的に始めるには至らなかった。でも今回、自分の生活と精神がようやく落ち着いたのを感じ、それがきっかけとなり、ささやかな表現を始めてみようと思い立った。

 

あとはひまつぶしの要素も大きい。独り身で自分の時間は多くあるから、それを少しでも有意義に使いたいし、ダラダラして何もしないよりは、なにかを書いたり学んだり考えたりする方がましだし。

 

あとは、自分の新たな遊びの場という意味合いもある。毎週末、バスケットボールの練習をしに体育館に行っているけど、それ以外の息抜きのツールとして表現することを楽しみたい。

 

そして、少しでも自分を客観的な視点で見るためにもここを活用したい。更新頻度とか、文体とか、内容を見れば自分の調子が分かるような。誰かのために、とかではなく基本的には自分のために書いていきたい。完全に自分のために書いているノートやメモもあるのだけど、それだけでは何かが足りないからブログを追加するというイメージで。

 

主に平日の空き時間を使って、ちょろちょろと書いていくつもり。今回は長く続けていきたいと考えているが、はたして。

ああ、上野公園

関東での仕事が始まってから、毎週末上野公園に散歩に来ている。ここは幼いころ夢に出てきた場所であり、過去に行った”悩みを聞く旅”の終着地であり、かつて好きだった女性と花見デートをした人生の中でも思い出深い場所だ。

 

あの混乱の前最後の上野桜祭り。花見客でごった返す散歩道を、2人でレモンサワーを飲みながらゆっくり歩いていた。すると、桜の花びらがレモンサワーの中に舞い降りた。その瞬間の美しさはずっと忘れないと思う。

 

来年もまた行こうねと約束したが、桜祭りは中止になってしまった。そこから、その女性とはなかなか会えなくなり、やがて結婚の知らせを聞き、その恋は終わった。そして、今に至るまでそのことをひきずって生きていた。しかし、思い出の場所が日常の一部になっていく内に、ひきずっていたものが徐々に軽くなってきた。

 

先々週と先週末にも上野公園に行ってきた。先々週はほぼすべての桜がつぼみだったが、レジャーシートをひいた花見客が大勢いて盛り上がっていた。先週は8分咲きぐらいまでになっていて、人もさらに多く来て祭りの雰囲気だった。そんな中、2週間連続で、屋台でレモンサワーを買って一人で歩いた。ちなみにレモンサワーは普段全く飲まない。

 

感傷的になるわけでもなく、素晴らしい思い出ができたことに感謝の気持ちを持つことができた。そして、ひきずっていたものがほとんど、うまく流れていってくれたように感じる。その女性との出会いが、人生に導きを与えてくれたことを忘れてはならない。

 

これからも、素晴らしい思い出をたまにしのびつつ、ここでの休日を楽しんでいきたい。

各地を転々として生きる

今年から関東で働いている。ようやく仕事、生活共に慣れてきた。なんだかんだで今が人生の中で最も充実しているかなぁ。

 

2016年に地元での職を辞め、そこからはいろんな場所に住み、働いてきた。地元での職の退社理由は「地方移住したいから」ということにしていたけど、今になって思えば、その仕事に疲れ果てていて、なんでもいいから辞めたかったという面もあったのではないかと感じる。もちろん、当時は当時で自分なりの強い思い、やりたいことがあってのその決断だったから、そのことも尊重したい。

 

過去の自分を見るとき、つい、批判的な目線だけで見てしまうけど、当時の自分をリスペクトすることも重要だと今この文を書いていて気付いた。後になってから批判するのはアンフェアである。

 

さて、実際にその地方移住は実行に移したが、1年も経たないうちに地元に戻ってきた。それ以来、また他の地方で働き、地元に戻り、長期間休み、また他の地方で働き、地元に戻り、休み…というようなことを繰り返している。これがたぶん4、5回目ぐらいの地元外での仕事になる。

 

最初の地方移住をきっかけに、すっかり各地を転々とする労働者になったが、このスタイルは自分には合っているのかもしれない。地元の職をずっと続けていたら、どうなっていたか分からない。今のスタイルだからこそ、元気でいられているような気がする。

 

今のところはこれで良かったと思えているが、地元の職を続けていたら得られたであろう同僚との深い絆や、生活の安定など、失っているものも相当にある。こういう生活を続けていたら、縁は途切れ途切れになってしまうし、足元は不安定になる。

 

それでも、まだしばらくは今と同じような生活を続けていくのかなぁと思っている。今いる場所には少し長く留まりたいと考えているが、果たしてどうなるのやら。